2018/08/23
歩合制は不公平です(T_T)
皆様、こんにちは。 外苑前駅3番出口徒歩20秒、特許業務法人 IPXの奥村 光平(オクムラ コウヘイ)です。代表弁理士COO/CTOとして、CEOの押谷とともに当所IPXを経営しています。 IPXでは、"From XXTech to Academic Study" をポリシーに、創業当初より得意としていたベンチャー系テクノロジーから、大学・研究機関等での高度な専門性を必要とする学術研究に至るまで、多様な経歴を有するスタッフが、ソフトウェア・ICT分野(特に、AI, IoT,VR/AR, CV, 画像処理, ロボティクス, 無線通信, 制御等)の特許事案を、迅速かつ丁寧に対応いたします。「品質」と「スピード」とは徹底化されたIPX独自の3つのメソッドに基づくことで両立いたします(爆速知財サービス)。 現在パテントサロンで弁理士を急募中です。 https://www.patentsalon.com/jobs/offer/ipx/index.html 従業員ではなく仲間を募集しているのですが、 募集するからには、やはり気になるお給料の話を書きたいと思います。 特許事務所に多いのは、年俸制や歩合制です。 年俸制というのも前年の売上の○%を翌年の年俸とする、なんてとこが多く 実質的には多くの事務所が歩合制なんだと思います。 実は当所IPXでは、歩合制を採用しておりません。 歩合制は毎月の変動が激しく、敬遠される方が多いのは当然だと思いますが、 それよりも、なにより歩合制ほど不公平な制度はないと思っているからです。 歩合制=実力主義 というのは全くの誤りでしょう。 これは、完全に経営マターの従業員へのなすりつけだと思っています。 当所IPXでは、月々安定した月給が確保されます(もちろん月ごとのノルマはありますが・・) 仕事をこなすと、売上ではなくタスクに応じたポイントというものが蓄積されます。 これは売上をベースにはしておりますが、売上に直接連動するものではありません。 実際、この業界は市場のゆがみがあり、 きついタスクでも相場が安いとか比較的ラクだけど相場は高い みたいなことが往々にして存在します。 歩合制だと楽で単価の良い仕事ばかりする人が儲かり、 重要なタスクなのに相場が安く、結果給料が安い人がいるわけです。 更に、例えば大量受注を条件に値下げをするなんてこともありえます。 これは別に我々の業界特有のものではなく、経済原理からして普通のことでしょう。 要するにこれらは経営マターであって従業員に連動させるべきことではないと思うのです。 大量受注を条件に値下げをしているクライアントの案件を担当しようが、 定価で受注しているクライアントの案件を担当しようが、 担当する側からしたら同じ仕事をしているわけで、 値下げという経営マターを押し付けられたらたまったものではないでしょう。 というわけで、仕事の種類が同じであれば、IPXでは同じポイントが付与されます。 そして、1ポイント=○円という形でその人のお給料が決まります。 ○円の部分は経験・実力等を考慮して各自異なります。 ただし毎月のお給料は固定給なので、 年に2回のボーナス月でポイントの余剰分の精算がなされます。 逆に最初にの年俸に満たなかった場合は、 しっかりと来年目標が達成できるように人事面のサポートを行います。 お金返せとはさすがにいいません。 ノルマに満たないのは、経営マター、本人の問題、 両方が考えられるため、やはり本人と我々との慎重な話し合いが必要となります。 結論として歩合制はあかんの? というと、そんなこともなく、実は歩合制に適したキャッシュバックの仕方があります。 それは担当歩合ではなく営業歩合と呼ばれるものです。 単価の高い仕事をとってきた人は評価されるべきです。 単価の高い仕事をこなした人は、単価とは無関係でしょう。 このように経営者と従業員が一丸となって協力し、 がんばった分だけ報われる報酬システムを採用しているのがIPXといえるでしょう。 我々が求めているのは単なる従業員ではありません。 仲間です。 一緒に事務所を発展させていく仲間を心から歓迎します。 スポンサーサイト
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