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論文試験の自己評価【特実編】

 皆様、こんにちは。

 外苑前駅3番出口徒歩20秒、特許業務法人 IPXの奥村 光平(オクムラ コウヘイ)です。代表弁理士COO/CTOとして、CEOの押谷とともに当所IPXを経営しています。

URL: ipx.tokyo
アイピーエックス ドット トウキョウ と覚えてくださいね!

 IPXでは、"From XXTech to Academic Study" をポリシーに、創業当初より得意としていたベンチャー系テクノロジーから、大学・研究機関等での高度な専門性を必要とする学術研究に至るまで、多様な経歴を有するスタッフが、ソフトウェア・ICT分野(特に、AI, IoT,VR/AR, CV, 画像処理, ロボティクス, 無線通信, 制御等)の特許事案を、迅速かつ丁寧に対応いたします。「品質」と「スピード」とは徹底化されたIPX独自の3つのメソッドに基づくことで両立いたします(爆速知財サービス)。


論文試験の出来まとめ

昨年はパリ優先権の趣旨かけず、
104条の4の趣旨も一事不再理の趣旨もかけず
まぁボロボロでD評価でした。
それに比べたら雲泥の差ですよ。でも少し悔いが残る結果に・・・

(自分なりに出来を◎、○、▲、×で評価)
特許 第1問
1.PCT趣旨 ◎
 パリ優先で内国民待遇を手続き面から実効あらしめる
 →パリ優先をもってしても手続が面倒で出願人の負担大
 →出願手続きを一本化して出願の束
 →出願日を確保(国際出願日)できる効果

 TACの模試でも出ました。TACに感謝!

2.出願前の承継 ◎
 出願が第三者対抗要件(34条1項)
 状況説明→34条1項とその趣旨→あてはめて結論

 これも綺麗に書けたと思います

3.39条1項の判断 ○
 状況説明→優先権の効果をふまえて後願排除基準日を導出→先後願把握
 →39条5項がなければOK→でも今回は冒認の拒絶理由あり→だから引用例にはならない(×)

 どうも結論は逆で書いて欲しかったようですが、検討事項はあっているので
 大きくは減点されないと思っています。どうでしょう?

4.拒絶査定謄本送達後の処理 ○
 分割→補正&拒絶査定不服審判は無理だから→要件検討
 審査請求→実体審査につかせるため

 無難なことしか書いていないです。

5.移転請求&補償金請求権 ×(よくてせいぜい▲?)
 補償金請求権とその趣旨

 最初題意が把握できずパニックになって、移転請求がかけませんでした。しかも警告不要なこともふれなかったし。
 特実の試験後に気づいてもうだめだ~っとなりましたorz


特実 第2問
1.PBPクレームの扱い ◎
 侵害の定義(いらん気がするな)→状況説明→
 ものを特性又は構造によって特定することが不可能又は非実際的 →最終的に得られた生産物
 →よって製造方法は問わずに侵害を構成 →そうではない場合は不明確で36条6項2号違反の無効理由

 まぁ文言もよくかけたからOKかと

2.均等論 ○(◎といいたいところだけど)
 権利一体の原則→状況説明→しかし以下の5要件を満たす場合は均等侵害→5要件

 実はあてはめが時間なくてできていません。むしろ5要件かくときに直接あてはめればよかった気がする
 状況説明の中で異なる部分等を説明しているので大丈夫だとは思っているが?

3.均等論 ○
 状況説明→上記の5要件目を満たさないから、非侵害。

 無難に理由付けしただけですが、間違ってはいないので○かな。

4.優先権の効果が適法か否か ○
 状況説明→優先権の効果が発生していない
 →構成要素の大部分が新規性喪失→これら+公知技術の組み合わせなので進歩性違反の無効理由
 →これを抗弁として主張

 これは人工乳首事件の判例の文言とかを求めているのだろうか?さすがにそこまでかけていないです。

5.訂正の再抗弁 ▲
 訂正の再抗弁→訂正の再抗弁の3要件→これを満たすように訂正

 時間がなさすぎて訂正審判の要件検討等がすっとんでいるのと、
 具体的なあてはめができていないです。
 TACの小松先生が一番重要なのは項目を挙げることだと言っていたので時間の都合で落とします。
 先生を信じます

どうでしょう? 第1問目のミスが痛い・・・。
でも今年は難しかったのと、結局は相対評価ですからね。
模試よりも本試の方がレベルが低いといいますし。
ぎりぎりA(偏差値54)くらいあるような気もします。

それとも僕のピークはTACの3回目の直前模試だったのかな(笑)
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 みなさん、こんにちは!

 特許業務法人 IPXという特許事務所を経営している代表弁理士COO/CTOの奥村 光平です。

【略歴】
 博士(情報理工学)/日本学術振興会特別研究員 (DC2&PD)から、鈴榮特許綜合事務所(知財未経験の特許技術者として)に入所。続いて短答試験に合格したので外国出願に強い特許事務所に転職し翌年最終合格(アソシエイト弁理士)。2018年4月に前職の同僚である押谷と特許業務法人 IPXを設立し、代表弁理士COO/CTOに就任。

【特技】
 特技というか趣味に近いですが、日英韓三ヶ国語話せます。ちなみに純ジャパニーズです^^; 一応情報系出身なので、所内のシステム組むとかもやってます。

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